息を入れて完成

オーダーしていた木管フルートが完成したので、受け取りに行ってきました。

じゃじゃ〜〜ん

ドキドキしながら音を出してみると、
普通に、自然に、しずかに鳴ってくれてちょっとびっくり。
調整に伺う際、製作所にある木管を試させてもらってた時は、「どこかしら〜」と、ほとんどツボをさぐりつつ、鳴らすパターンが多かったのが、今回「さぐり」がなくてすっと息が音に鳴る感じ。へ〜〜。

今回もいくつか頭部管があって、黒檀、スネークウッド、唄口が小さいもの等々・・・。試奏していると、自分の好み前に比べてはっきりしてきてる事に小さな驚き。

一番下は木のリッププレート！

オーダーしたての頃は漠然としていた木管フルート（木管フルートを演奏する事）に対してのイメージが完成するまでの間に気づかないうちに自分の中で固まって来たのかもしれません。
待ってる時間も実は意味のある時間だったりするんですね。

楽器を受け取りに行くにあたり、メールでやり取りしてた中で桜井さんが
「あとは息を入れていただいて完成となります」と・・・。
この言葉、ささりましたわ〜。楽器だものね。そうだよね。

さらーと静かに試奏した後、掃除して水分をとって。
特に最初の1、２年は気温差、水分には気をつけて慎重に扱わないといけません。連続で長時間吹きすぎてもいけません。アンコール1曲ぐらいは出来ても本番で使うのはもう少し先になりそうです。

やはり自然のものなんです。

じっくりつきあっていきたいと思います。
桜井さん！ありがとうございました。これからもよろしくお世話になります。
ジョイントキャップとグリス。キャップもグリスケースも木製です。

タグ：組み立てたフルートを撮るのは難しい事がわかりました。