やめれない

先日、ボッサのリハ、ルミエールのリハと連続してあったのですが、どちらのプログラムにも久しぶりの曲がはいってまして、この「久しぶり」という所が、前回演奏した時から今までの時間の経過を演奏という独特の手段で感じる事ができます。

ボッサで言うとライブでの経験値、準備でつめてくバランスと本番での自分の解放のバランス。

ルミエールでも本番の経験値はもちろん、最近だと7月のWIBBやローナとのリハのやり取りや本番の二人のオーラを目の当たりにしながら、もうその音でないと！そのアタックでないと！フレーズの推進力！と言葉にされなくても音にするだけで充分すぎるほど伝わってくる作品に対しての愛情からくる意思。

そこにどれだけ答えらるか、寄り添っていけるか？と普段気にしてなかった所まで意識して音を作って、バランスとって、どれだけ幸せな時間、空間を作り上げられるか？と試行錯誤してもがいた時間が、私のどこかに残ってるんだなあと、リハで音をだしながら、前回とは違う自分を感じながら噛み締めていたのでした。

同じ作品を演奏するけれど、演奏する自分はあの時とは違う自分であるわけで、自分も演奏も進化していくんだな。

分かっちゃいるけど終わりがないんですよね。
こんな面白い事、やめられない、やめれるわけがない。

タグ：経たからこそ・・